お菓子に恋する菓子工房 レネー

お菓子に恋する菓子工房
レネー

おいしいお菓子をつくったら、
子どもがぞろぞろやってきた。
大人もわんさかやってきた。
いいな、いいな、おいしいお菓子。

もっとつくろう、くふうをしよう。
お菓子に恋して、あつくなる。
一生さめないこの想い。
明日のお菓子はもっとおいしい。
もっと楽しい。

お菓子に恋するからこそ、
安心・安全に気を配ります。

平成25年には障がい者施設として西日本で初めてと言われる
ISO22000(食品安全の国際規格)の認証を取得しました。
美味しさだけではなく、安心して食べられるお菓子づくりを続けていることは、
働いている障がいがあるスタッフと彼らを支える職員にとっても、
大きな自信となっています。

また、原材料入庫から食品製造・梱包工程、販売管理、
顧客管理まで一貫した管理を実現しました。
製造過程の記録作業やトレーサビリティが向上し、
食品安全と生産効率が向上しています。

恋するお菓子は、
スイートインクルージョン

スイートインクルージョンとは、
「菓子工房レネー」から始まった活動です。
何らかの事情で、社会的な弱者と言われている人たちと共につくる活動。
一人ひとりが社会の一員としての役割を持ち、
困っていれば助け合い、仲良く働きます。
世の中に喜んでもらえる商品やサービスを提供し続けます。
ゆっくりとソーシャルインクルージョンを実践していきます。
合言葉は「仲良くやろう!」

柴田ケイコさんと一緒に、
お菓子に恋する世界をつくっていきます。

「お菓子に恋する菓子工房」「スイートインクルージョンの社会をつくる」。
私たちレネーが掲げ実践している考えに共感してくれたのが、絵本作家の柴田ケイコさん。
素敵なキャラクターをたくさん生み出してくれました。
私たちは、柴田さんとともに高知から発信を続けていきます。

楽しい仲間を紹介します。

  • ラクダーナさん

    ラクダーナさん
    レネーの経営者。
    物静かでとても心優しい
    のんびり屋さん。
    素材や味、つくり方には
    妥協しない頑固なところも。
  • アルパカスさん

    アルパカスさん
    ラクダ―ナさんの奥さん。
    いつも笑顔でお菓子づくりが大好き。
    次にどんなお菓子を届けようかと
    考えている時間が幸せ。
  • パオンさん

    パオンさん
    レネーのスタッフ。
    絶妙な味覚を持つケーキ職人。
    みんなのリーダーとして
    頼りになる存在。
  • キリーヌさん

    キリーヌさん
    レネーのスタッフ。
    細かい作業が得意。
    いつも、もう一工夫できないかと
    考えている。
  • カワカミさん

    カワカミさん
    農家さん。
    美味しい果物をつくって
    レネーにおろしている。
    そのままでも、お菓子にしても
    絶品のフルーツを
    何種類も育てている。
  • イッヌくん

    イッヌくん
    レネーの常連さん。
    レネーのお菓子が大好き。
    コツコツ貯めたお小遣いで、
    どれにしようか悩みながら
    一つだけ買って帰る。
  • ジイットさん

    ジイットさん
    レネーの常連さん。
    毎週末にケーキを買って帰る。
    コーヒーを飲みながら、
    ジーッと本を読むのが楽しみ。

Illustration:柴田ケイコ

柴田ケイコさんからのメッセージ
たくさんの方々に、おいしくて優しい味の
レネーの輪が広がっていくことを願っております。

エピソード1. 「恋する文旦レモンケーキ」

ほっぺを赤くして、
農家のカワカミさんがやって来た。
ブンタン、ブンタン、
土佐のくだものの王様、
ちょうどおいしくなったよ。
すごい、すごい、りっぱなブンタン。
アルパカスさんは大喜び。
でも、ラクダ―ナさんはあたまをかかえてる。
おいしいのは分かるけれど、むくのがたいへん。
ここは、こまかいしごとがとくいなキリーヌさんと、
チカラじまんのパオンさんのでばんだ。
レネーのみんなで協力して、むいて、むいて、むいて。
みんなの手は、まっ赤か。
キッチンは、ブンタンの香りでいっぱい。
そうだ、レモンと合わせるとすっごくおいしいぞ。
せっせ、せっせと、ブンタン、ブンタン、レモン、レモン。
香りをかぎつけてやって来たイッヌくん。
ひとくち食べてニッコリ。
つくったみんなもニッコリ。
この季節は、ブンタンケーキだね。

「恋する文旦レモンケーキ」